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ビジュアル的にはかなり漫画に近いものがありますが
単なるコスプレムービーに終わらなかった理由
役者はキャラクターを自分のものにした。
これが本作の勝因

少しテンポが悪い部分もあるかと思いますが
嘘くさいキャラ設定を嘘くさくなく最後まで貫き通すのが役者の腕の見せ所。
いい意味での技巧を凝らした作品でした。

タイムリープを舞台にしているが、原作はわかりやすい物語構成が約束されており、下手に改変しない限りは、間違いなく面白い安定した物語になると思う。

そして、誰も文句のつけようがないキャスティング。
北村匠海さんの武道もいい感じです。
吉沢亮のマイキーは素晴らしい！！。
そしてなにより、この作品の成功を決定づけたのは
山田裕貴のドラケン!
原作を超えるドラケン!
完璧でした。

ストーリーはまだ途中だし、ここが無難なところだろう。そういえば、初回リープは原作でもこんな感じでしたね。タケミチも最初はこんな感じでした。

ただ、原作の読者としては、希咲や範馬がどんなやつか知っていますが、原作を読んでいない人にとっては、なんだこいつらという顔見せになってしまう。あっくんがなぜ希咲の言いなりになっているのかとか、いろいろな伏線を残して終わるから、モヤモヤするんだと思うんです。完全な続編を作る前提としては、あまりよろしくないと思います。むしろ、この劇場版は序章に過ぎず、三ツ矢は全く目立っていない。いっそ排除して1本の映画にした方がシンプルで良かったのでは。

まあ、その分、原作の実写化としてはなかなかよかったと思います。