『テンカウント（６）』が無料で読めるオススメのサイトを徹底紹介

テンカウントの最終巻の感想です。 最初に読んだときは、黒瀬くんが涙を流していることにドキッとしました。 最初に読んだときは、黒瀬くんが涙を流したり、冷静さを失ったり、大笑いしたりしていたのには感動しました(*´д`*) そして、城谷さんも黒瀬くんも幸せになっていたのが嬉しかったです。 落ち着いてからもう一度読みました。 城谷さんが上田さんと出会い、黒瀬くんが西垣さんと出会い、過去を乗り越えられたことが嬉しかったです。 黒瀬くんは西垣さんを救えないと思っていたようですが、実際には西垣さんは黒瀬くんに救われたのですね。 西垣さんの本のタイトル「黒い光の少年」は黒瀬君のことですよね。 だからこそ、黒瀬君の感想を聞きたかったんだよね。 黒瀬君が臨床心理士になったのは、西垣さんのことがあったからだし、城谷さんを救いたいと思ったからだし...。 でも、彼が臨床心理士を辞めることに何か意味があるのかなと思って。と引っかかりました。 "城谷さんに出会ったから "という黒瀬さんの言葉に...。 その答えを探していたところ、見つけました 黒瀬君が見ていた携帯電話の画面の中に...! 東沢産業株式会社 EAPスペシャリスト 採用情報」 ん？ それって、城谷さんの職場じゃないですか？(⊙⊙)‼ (詳しくないので説明できませんが、EAPスペシャリストとは、病院ではなく企業に勤務し、カウンセリングなどを行う人のことです。 48話の最後のページを見たときに、2人の新しい関係が始まるのかなと漠然と思っていたのですが、これに気づいてからは、驚いている城谷さんを想像して楽しくなりました''٩(*´ ꒳ `*)۶''。 この作品のストーリーは綿密に作られていると感じます。 黒瀬くんは臨床心理士なので城谷さんのことを理解していますが、最初から臨床心理士と患者として向き合っているわけではなく、お互いにトラウマを抱えていて、黒瀬くんはSで城谷さんはM...と、必然的にそうなっています。 最高だと思いました！（笑

とうとう終わってしまいましたね。 軽くテンカウントロス状態です。 私のBL歴の中で、一番感情を込めて読んだ作品かもしれません。 他の作品とは違う路線を貫いた作品でした。 テンカウント』の魅力を一言で表すとすれば 2人のキャラクターの関係性が、悪い関係（共依存）と理想的な関係（相互依存）のギリギリのラインで描かれていること。 これに尽きますね。 不安定で危険な存在だからこそ、目が離せない。そんな求心力のようなものに引き込まれていきました。 最初はどうしても登場人物に感情移入してしまい、最初は城谷さん、そしてだんだんと黒瀬くん...。二人が最終的にどんな関係になるのか、自分のことのように気になって、毎巻ドキドキしながら読みつつ、次の巻を心待ちにしていました。 最終巻を読み終えた今、真っ先に思うのは "城谷さんと黒瀬くんが出会えて本当に良かった。 ということに尽きると思います。 高野さんが黒瀬くんに出会ったとか、黒瀬くんが高野さんに出会ったとかではなく、二人とも最高の人に出会えたということですね。 偽物の世界での話だとしても、スッキリとした結末で大満足のエンディングだったので、心底嬉しかったですね 最後だから言いますが、正直、この話にここまでエロを入れる必要はなかったと思います。 正直なところ、この物語にここまでエロティックな要素を入れる必要はなかったと思っています。題材が題材だけに、余計に嫌悪感を感じた読者も多いのではないでしょうか。 最後に、客観的に見て思うことがあります。 この作品は、大げさでもなんでもなく、「売れる作品」という意味では、BLというジャンルの流れを変えた作品のひとつだと思います。 つまり、このジャンルの間口を広げ、多くの新しい読者を呼び込んだ作品のひとつなのではないでしょうか。 存在自体が異文化である原田さんがこの時期にデビューしたことも大きな影響を与えていると思いますが、それを加味しても、テンカウントの前後で上位の傾向が大きく変わったと感じており、そのような単位で一気に新しい読者を呼び込んだということなのではないでしょうか。 以上、真面目な調子で書いてきましたが、最後なので、腐女子的に心の内を吐き出したいと思います。 黒瀬君の黒瀬君は大きすぎるし、城谷さんの城谷さんは小さすぎる。 毎回そのことが頭から離れませんでした......!